ヨガポーズのポイントや注意点を確認し、身体を痛めずヨガを深めるための本

Share

ページに広告が含まれる場合があります。

YOGAポーズの教科書 綿本彰 ヨガポーズの注意点や詳しいデータが一目瞭然の本

ヨガを3日続けると身体の不調が緩和し、3週間続けると心の調子がすこぶるよくなり、3か月続けると体形や体質が別人のように改善し、そして3年続けると身体の節々が痛くなる(笑)・・・。

これは綿本彰氏『 YOGAポーズの教科書 』のまえがきの一文です。

"ヨガを始めるとどんどん心と体の調子がよくなるけれど、3年続けると体の節々が痛くなる" というのです。

その理由として、次のように続きます。

ヨガのポーズは、雑な言い方をすれば、関節技を自分にかけているようなものですから、やり方を間違えれば身体を痛めるのは当たり前。それでも3年ほどは調子がよくなっていくのは、運動不足が解消していくからなのです。

まさにこれは、わたしがこのサイトを更新するときに非常に気にしていたところでもあります。

ヨガはとてもお勧めしたいけれど、ポーズを間違って無理をしてしまうと、かえって身体に負担を与えてしまう。だから「無責任なことは書けない」と、どこかブレーキがかかっていました。

そんな中、この本を見てぜひご紹介したいと思ったのです。

ポーズの大切さ

ヨガ ポーズ

ヨガは心も体も改善してくれるものです。少なくともわたしにとっては冒頭の引用のとおり、体の不調も、心の調子も、とても良くなりました。

ただし、ヨガは身体を痛めないポーズで行うことが大切です。

わたしの場合は身体が弱かった為に心に焦りがあり「早く元気になりたい」という気持ちが先走っていました。何度も「もうちょっとやれる」と無理をし、膝や腕や背中など体を痛めた経験があります。

始めは、どのポーズでどの程度ひねったり力を加えるのが丁度よいのか、またはどこまでやると体に痛みが出てしまうのか、よく分からなかったのです。

経験を重ねるうち「ここが今日の自分にとって良いポーズ」という加減が分かってくるのですが、それを理解するまでがとても長かったように思いますし、今振り返るとこの期間を短くできれば理想です。

ポーズを丁寧に教えてくれる指導者が傍で見てくれる方はいいのですが、そうでない方の場合も多いのではないでしょうか。仮にヨガを習っていても、わたしの経験では一人一人のポーズを丁寧に正してくれる指導者や教室ばかりではありません。

わたしのように遠回りすることなく、身体を痛めたり遠回りすることなく、賢くヨガを深めるために、ぜひこの本を手に取って時々確認してみることをおすすめします。きっと新たな発見があるのではないでしょうか。

ポーズの確認におすすめしたい『YOGAポーズの教科書』

それでは、ぜひおすすめしたいと思っている『YOGAポーズの教科書』が、どのような構成になっているのか、どのような点で優れているのか、具体的に本の中身を少しだけ引用させて頂きながらご説明しますね。

ポーズが一覧で探せる "目次"

YOGAポーズの教科書 綿本彰 目次にポーズの一覧

まず、目当てのポーズを探しやすい「目次」が非常に使いやすいです。
ポーズをとる中で気になる点があったとき、サッと調べられなくては困ります。

このような教科書的な著書は自分が探している箇所にたどり着くまでが面倒で、いつの間にか手が伸びなくなっていることも多いのですが、『YOGAポーズの教科書』なら大丈夫。

もう少し具体的に説明しましょう。

大まかなポーズ別に構成されている

まずポーズ別に分かれているので、分かりやすく、探しやすい。

基本のポーズ、ベーシックなポーズ、前屈ポーズ、後屈ポーズ、側屈ポーズ、ねじりポーズ、バランスポーズ、逆転ポーズ、その他のポーズという具合に、大まかにポーズの種類別に分かれています。

1つ1つのポーズが "画像" で索引されている

そしてさらに、目次で1つ1つのポーズが画像表示されているので、名前を知らないポーズでもすぐに見つけられます。

もし自分が探しているポーズが「ねじりのポーズ」なら、まず目次をひらき、「ねじりのポーズ」のグループの中から画像から探せばいいわけです。

目当てのページをとても簡単に見つけることができますよね。

ポーズの "注意点" や "ポイント"、詳細なデータも一目瞭然

YOGAポーズの教科書 綿本彰 注意点やポーズの詳しいデータが一目瞭然

クリックで拡大します。PCでご覧の方は利用してください。

そして目当てのページを開くと、そのポーズのポイントや注意点が非常に簡単にまとめられています。「ここに力を入れてはいけないんだな」「ここは伸ばすんだな」と、大切なことがパッと見てすぐに分かります。

そのうえ、ポーズの詳しいデータも一覧できるのが嬉しい。内容を簡単にまとめると以下の通り。

DATA
ポーズの英名、和名、サンスクリット名とその意味。
ポーズの基本姿勢(立位・座位・臥位)を分類。
ポーズが持つ効果。
ポーズを行うのに好ましいタイミング。
整えられる身体の部位。
与えられる効果を3つ(メンタル・フィジカル・ビューティー)で分類。
ポーズの行い方、ポイント、注意事項。
そのポーズを安全で、効果的に深める方法。

このように、1つ1つのポーズが簡潔かつ詳細にまとめられているのです。注意点だけでなく、何に効くのか、どの部位を整えるのかなどを見ていると楽しくなってきますよ。

紹介されているポーズの数は100種類。

ヨガの基本的なルールが理解できる

また、「ヨガの12の原則」や、気になりつつなんとなく流してしまいがちな、手に体重をのせる際のルール、脚を前後に開く際のルール、腕の上げ方などの「最も大切な12のルール」、また「ヨガの基本ポーズ」もしっかり学ぶことができます。

このようにヨガポーズの基本を一通り理解することができるので、この本はすぐ手にとれる場所に置き、気になる点をすぐチェックできるようにしてみると良いと思います。

YOGAポーズの教科書

ヨガを行い、ヨガをより深めるために最も重要な100のポーズ。ポーズのポイントを明快にしつつも、その内容は、古典文献に忠実に論理展開を強化したものです。ヨガのポーズ集でここまでの本は、世界広しと言えども、本当に唯一無二だと思われます。
トップへ戻る