前回は アーユルヴェーダのドリ・ドーシャ理論と5元素 について書きました。
少しおさらいしますが、わたしたちの体や心は、それぞれ3つのエネルギーに支配されており、体のエネルギーはドーシャ、心のエネルギーはグナと呼ばれます。
そして今回も体のエネルギー、ドーシャの話です。
「トリ・ドーシャ」の「トリ」は3、
「ドーシャ」は、不純なもの・増えやすいもの・病素を意味します。
そして3つのドーシャが、わたしたちの体を支配しています。
この3つのエネルギーには、
1ヴァータ(VATA)- 風
2ピッタ(PITTA)- 火
3カパ(KAPHA)- 水
があり、このバランスは人により異なり、それによって体質が変わります。
自分の体質を知ることで、自分の状態や、どのような生活をし、どのような食事をしたらよいかなど、様々なヒントを知ることができます。
それでは、早速診断してみましょう!
以下の問診票に、幼少時からを思い出して、1~5(当てはならない~当てはまる)で答えてください。
該当の数字をクリックして選択し、集計してみましょう!
ヴァータ度(VATA)
ピッタ度(PITTA)
カパ度(KAPHA)
結果について
45点以上になるドーシャがあれば、あなたはそのドーシャの体質です。
2種類の体質となる場合もありますし、3つをバランスよく持つトリ・ドーシャタイプの人もいます。
アーユルヴェーダではこのトリ・ドーシャのバランスがあなたの個性となり、そしてこのバランスを保つことがその人の「健康」な状態であると考えます。
その人が一番多く持つドーシャが最も増えやすく、バランスを崩しやすいドーシャです。
ドーシャのバランスは、時間・季節・年齢にも影響を受けます。
この問診票や、冒頭にも書いた記事(下にリンク)のドーシャの特徴を見ていると、「今このエネルギーが増えているな」と感じることがあります。そうした気づきがあれば、そのドーシャのバランスをとるために勧められているを、できる範囲内で生活に取り入れたりしています。
ちなみに、トリ・ドーシャのバランス(体質)は受精の際に決定づけられ、一生変わらないと考える場合が多いようです。
しかし、実は体質が一生変わらないかどうかについての定説はありません。生まれつきの体質と、後天的な体質を分けて考える場合もあります。
各ドーシャの特徴については以下の記事に記載しています。ぜひ参考にしてくださいね。
ご自身の体質がどのドーシャに分類されるか、分かりましたか?
今後、アーユルヴェーダで勧められる、それぞれの体質の生活のしかた、1日や季節の過ごしかたなどについても記述してゆきたいと思います。
出典:インドの生命科学 アーユルヴェーダ 上馬場 和夫,西川 眞知子(著)